薪の種類や組み方、焚き火台の種類、場所、時間、季節・・・
焚き火はひとつとして同じ形は存在しない。
だからこそ、焚き火は人の心を震わせ、癒すものだと思う。
今回、SPURKSのサービス公開1記事目「焚き火マイスター・猪野正哉の4K焚き火動画」の焚き火マイスター・猪野正哉さんに、早くも2度目の登場をしてもらった。
というのも、前回の取材時に猪野さんに「レインボー焚き火の動画もやりたいよね。」と言われた。
「薪を束にしてワイヤーで縛り、縦に立てて、その中にアートファイヤーを何個も入れて火をつけると、きっとインパクトのあるレインボー焚き火ができるよ。」
頭の中に最高のレインボー焚き火ができあがっていた。
さすが焚き火マイスターだ。
せっかくマイスターが思い描いているのに間を空けるのももったいないので、さっそく2回目の記事を依頼し、頭の中で描いたイメージそのままにレインボー焚き火を作ってもらい、写真と動画を撮らせてもらった。
今回の動画は4K/フレームレート100fpsのスローモーション動画。
ぜひ、焚き火マイスターが頭の中で思い描いた、最高の虹色の焚き火を楽しんでもらえればと思う。
Chapter
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01.
焚き火マイスター 猪野 正哉 × 魔法の粉「ARTFIRE」
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02.
虹色の焚き火をスローモーション動画で
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03.
薪束の熾火と虹色の炎のグラデーション
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04.
そして崩れ落ち、虹色の熾火に...
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05.
「さすが焚き火マイスター」だった
薪の種類や組み方、焚き火台の種類、場所、時間、季節・・・
焚き火はひとつとして同じ形は存在しない。
だからこそ、焚き火は人の心を震わせ、癒すものだと思う。
今回、SPURKSのサービス公開1記事目「焚き火マイスター・猪野正哉の4K焚き火動画」の焚き火マイスター・猪野正哉さんに、早くも2度目の登場をしてもらった。
というのも、前回の取材時に猪野さんに「レインボー焚き火の動画もやりたいよね。」と言われた。
「薪を束にしてワイヤーで縛り、縦に立てて、その中にアートファイヤーを何個も入れて火をつけると、きっとインパクトのあるレインボー焚き火ができるよ。」
頭の中に最高のレインボー焚き火ができあがっていた。
さすが焚き火マイスターだ。
せっかくマイスターが思い描いているのに間を空けるのももったいないので、さっそく2回目の記事を依頼し、頭の中で描いたイメージそのままにレインボー焚き火を作ってもらい、写真と動画を撮らせてもらった。
今回の動画は4K/フレームレート100fpsのスローモーション動画。
ぜひ、焚き火マイスターが頭の中で思い描いた、最高の虹色の焚き火を楽しんでもらえればと思う。
焚き火マイスター 猪野 正哉 × 魔法の粉「ARTFIRE」
今回も取材場所は焚き火マイスター・猪野さんのホームグラウンド、たき火ヴィレッジ〈いの〉だ。
猪野さんについては、前回の記事で紹介しているので詳しく知りたい人は「焚き火マイスター・猪野正哉の4K焚き火動画」を見てほしい。
たき火ヴィレッジ〈いの〉には2ヶ月ぶりに来たのだが、木に葉が繁り、2ヶ月前とは全く表情が異なっていて、しっとりと深い森のような雰囲気になっていた。
到着時間は15時。焚き火をするには少し時間が早かったが、森の中には影が多く出来、薄暗い空間になっていたので、さっそく始めた。
さて、虹色の焚き火を作るのには普通に火をつけただけではもちろん虹色にはならない。どのように虹色の焚き火を作るのか。
それには、特別なアイテムを使う。
炎が虹色になって、焚き火に彩りを加えるアイテム、「ARTFIRE」だ。
使ったことがある人もいると思うが、「ARTFIRE」は袋状になっていて、その袋をそのまま焚き火に放り込むと炎が虹色になるというアイテムだ。
ARTFIRE(アートファイヤー)公式サイト
虹色の焚き火を楽しむために「ARTFIRE」を使うのだが、普通の焚き火にそのまま放り込むのは、よくSNSなどで見かける虹色の焚き火だ。
焚き火マイスター・猪野さんのアイデアはこうだ。
「薪を束にしワイヤーで縛り、縦に立て、ARTFIREを薪の間にいくつも仕込みます。そうすることで虹色の炎は縦に大きく燃え上がり、綺麗な虹色の焚き火が出来上がるはず」
今回、贅沢に10個ものARTFIREを使用した。
そんなに使うつもりはなかったのだが、「猪野さん、おかわりお願いします!」と、途中で何回も追加をお願いしてしまい、気がつけば10個も使用していた。(猪野さん、ごめんなさい)
そんな贅沢な焚き火に火をつけた。
虹色の焚き火をスローモーション動画で
猪野さんに着火してもらい、ワクワクしながら火が燃え上がるのを待った。
薪の束の中に「ARTFIRE」を仕込んでいたので、束の間から虹色の炎は出来始めた。
オレンジ色の炎は、あっという間にブルー系の炎に変化し、炎が燃え上がる度に色を変化させていった。
今回、虹色の炎を4K/フレームレート100fpsで撮影したので、いつも見る焚き火より少しゆっくりとした時間の中で焚き火を楽しんでもらいたい。
薪束の熾火と虹色の炎のグラデーション
スローモーション動画の虹色の炎も素晴らしかったが、
動画撮影後、数10分ほど時間が経過した後に、想像もしていなかった美しい焚き火が出来上がっていた。
熾火といえば、普通、横に広がる状態しか見ることはないが、鉄のワイヤーで薪を縛っているため、薪が立った状態で重なり合う熾火になっていた。
燃え尽きた薪たちの間から垣間見える、縦に連なりマグマのように赤く火を灯す熾火が美しい。
そして、まだ上の方は強く虹色の炎を立ち上げていたため、
その暖色系の熾火からブルー系の虹色の炎へのグラデーションが、本当に美しかった。
この熾火と虹色の焚き火が作り出すひとつの造形美を、僕はしばらく堪能した。
そして崩れ落ち、虹色の熾火に...
それからまた十数分も経つと、ワイヤーに支えられながら我慢し立ち続けていた薪も、ついには崩れ落ち、燃えカスになっていった。
しばらくは虹色の炎をあげ続けていたが、徐々に炎は弱くなり、ついには消えて通常の熾火へと変化していき、そして1時間以上にも及ぶ虹色の焚き火は終わった。
「さすが焚き火マイスター」だった
今回、焚き火マイスター・猪野さんに、虹色の焚き火という「普段とは違う焚き火」の楽しみ方を教えてもらったのだが、猪野さんのアイデアでそれは想像のものよりもはるかに上を行く美しい焚き火になった。
「さすが焚き火マイスター」
と僕は思った。
さあ、この焚き火マイスター 猪野 正哉 × 魔法の粉「ARTFIRE」の焚き火を、みなさんも真似してみてはどうだろうか。
ひとりで楽しむのもいい、恋人と楽しむのもいい、子供たちに見せて「すごいだろう」と自慢するのもいいだろう。
いつもとはまた違った、贅沢な焚き火タイムになるに違いない。