キャンプといえば焚き火。

夕暮れ時、一息ついて焚き火に興じる。今回は火付けにも拘った。今夜俺は焚き火をみながらおセンチな感傷に浸るんだ。そう誓ったのも束の間。

ん？・・・あれ？？

け、煙い！！煙が全部俺のところに来ている！

お前（煙）がそう来るなら分かった。レイアウト上、多少支障はあるけど仕方ない。俺が場所を変えよう。

ほら、快適。文字通り煙に巻いてやったぜ。

ん？・・・あれ？？

風向きが変わって煙が追いかけてくるんですけどー！！

焚き火の煙がやたらと追いかけてくる。これもあるあるですよね。

グループで焚き火をしていても、どこに移動しようが自分の方に煙がくる。もう今夜俺は煙から逃れられないかも知れない。

「普段は嫁から煙たがられてるけど、今日の俺は煙に好かれているなー」ってなります（笑）

次回のキャンプでは水泳のゴーグルを持ってこよう。そう思わせてくれます。笑

キャンプで焚き火をしていると誰しもが体験する、燻されあるあるですよね。

今日は気兼ねない男同士のキャンプ。

普段なら絶対言わないこんなことをさらっと言えるのもキャンプの魅力の一つですよね。

「星が綺麗だよー❤️」

都心で友達がいきなりこんなことを唐突に言い出したら、どうかしちゃったんじゃないかと疑いますが（笑）、キャンプだと不思議なものでスッと入ってきます。

標高の高いところであったり、冬の澄んだ空だと、都会では絶対に見れない満天の星空が頭上に広がっています。

初めてふもとっぱらキャンプ場に行ったときに、眼前に雄大に広がる富士山にも感動したけど、それよりもその裾の方にも見える星に「星を見るのに見上げなくても良いんだ」と感動したことを昨日のことのように覚えています。

プラネタリウムみたいな満天の星空の下、見上げてみれば、今にも手が届きそうな星屑。

流れ星は願い事を叶えると言いますが、流れ星を掴むことが出来たなら、その瞬間に夢は叶うのかも知れませんね。



イラスト： 大西土夢
テキスト：SPURKS編集部